2016年10月22日土曜日

ChromebookでUbuntuを使う

ChromebookにUbuntuをインストールして使用していたが、初期化してインストールし直すことにした。Ubuntuのインストールにはcroutonを使用する。croutonを使うと、chrootを利用してChrome OSのゲストOSとしてUbuntuを動かせる。ただ仮想化と違い、Chrome OSとUbuntuはシステムを共有する。以下はChromebookにUbuntuをインストールするまでの手順。

ちなみに使用しているChromebookのスペックは以下の通り。

モデル: Acer CB3-111-H12M
CPU: Celeron N2840
メモリ: 2GB
eMMC: 16GB
ディスプレイ: 11.6インチ

1.Chromebookをデベロッパーモードにする


crontonを使用するにはChromebookをデベロッパーモードにする。ただし、デベロッパーモードにするときにChromebookのデータが初期化されるので、必要なデータがあるならバックアップしておく。デベロッパーモードにする手順は以下の通り。

  1. Esc キー + 再読み込みボタン + 電源ボタンを同時に押す。
  2. 黄色の「!」が表示されたらCtrl+dキーを押してデベロッパー モードを開始し、Enter キーを押す。
  3. 赤い「!」が表示されたらCtrl+dキーを押す。これでChromebook のローカルデータが初期化される。
  4. 初期化が完了したらCtrl+dキーを押す。ここでSpaceキーを押すとノーマルモードに戻ってしまう。

起動後にWiFi設定をしてGoogleアカウントでログイン。これでcroutonを使用する準備が整った。

2.croutonスクリプトダウンロード


Chromebookにログインしたら、https://goo.gl/fd3zcからcroutonスクリプトをダウンロードする。

次にCtrl+Alt+tキーでターミナルを起動してshellコマンドを実行する。


shellコマンドを実行すると、bashを使用できるようになる。

以下のコマンドで、インストール可能なデスクトップ環境などの一覧を表示できる。


インストール可能なコードネームの一覧を表示するには以下のコマンドを実行する。
*のついたリリースはcrontonで未サポート。

3.Ubuntuインストール


以下のコマンドでUnityデスクトップ環境のUbuntu trustyをインストール。


1時間ほどでインストールが完了。

ちなみに、試しにcroutonで未サポートのxenialをインストールしたが、完了はしたものの、Ubuntuが起動しなかった。

4.Ubuntuの起動



以下のコマンドでUbuntuを起動する。


Chrome OSとUbuntuをキーボード操作で切り替えられる。

Chrome OSに切り替え: Ctrl+Alt+Shift+戻る(←)
Ubuntuに切り替え: Ctrl+Alt+Shift+進む(→)

0 件のコメント:

コメントを投稿