2016年10月27日木曜日

Raspberry Pi 3 Model BにCentOSをインストールする

Raspberry Pi 3 Model BにCentOSをインストールしたときの手順。Rasberry Pi 3用のCentOS7のイメージをダウンロードして、マイクロSDカードに書き込み、起動用マイクロSDカードを作成する。

使用したもの:
  • Raspberry Pi 3 Model B
  • Ubuntu PC
  • マイクロSDカード+SDカードへの変換アダプタ
  • USB充電器+ケーブル
  • HDMIケーブル
  • LANケーブル


1.CentOS7イメージダウンロード


CentOSのサイトにアクセスし、AltArch ReleasesにあるRaspberryPi3 (img)をダウンロードする。ダウンロードしたファイルはxz形式の圧縮ファイル。

2.xzファイルの解凍


ダウンロードしたxzファイルをUbuntuで解凍する。


3.CentOSイメージをマイクロSDカードに書き込む


マイクロSDカード(変換アダプタ使用)をUbuntu PCに差し込んで、デバイス名を確認する。

※デバイス名を間違えると関係ないところのデータを消すことになるので注意。

ddコマンドでマイクロSDカードにCentOSイメージを書き込む。ifでイメージファイルを指定し、ofでマイクロSDカードのデバイス名を指定する。以下はコマンド例。環境によりデバイス名は異なる。


4.CentOS起動


Raspberry Pi 3にマイクロSDカードを差し込み、キーボード、LANケーブル、HDMIケーブルをつなげる。最後にUSB充電器+ケーブルを接続してRaspberry Pi 3を起動させる。

起動したらrootでログイン。初期パスワードはcentos。DHCPがあれば、IPアドレスが自動取得されてログインした時点でネットワークに接続できる状態になっている。

5.ssh接続


はじめからsshで接続できる状態になっている。まずはRaspberry Pi 3のIPアドレスを確認。


Ubuntu PCからsshで接続してみる。Raspberry Pi 3のIPアドレスが192.168.1.100の場合は以下のコマンド。


6.ルートファイルシステム領域の拡張


デフォルトではルートファイルシステム領域は2GBになっている。今回使用したのは64GBのカードなので、すべての領域を使用できるようにする。


CentOSのサイトに領域拡張を行う方法が紹介されているが、64GB以上のカードでは失敗してしまう。そこで、UbuntuのGpartedで拡張する。

いったんRaspberry Pi 3をシャットダウンして、マイクロSDカード(変換アダプタ使用)をUbuntu PCに差し込む。以下はGpartedでの操作手順。

  1. Gparted起動
  2. 対象のマイクロSDカードを選択
  3. 「root file system」を右クリック
  4. 「Resize/Move」を選択
  5. New Sizeを最大にする
  6. Resizeボタンを押す
  7. Apply All Operations(チェックのマーク)を押す

再度マイクロSDカードをRaspberry Pi 3に差し込んで、起動する。システム領域を確認すると、拡張されているのが確認できる。


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