Raspberry Pi Model B+を使っているが、SDカードの不具合などでファイルが消えてしまうことはありえる。そういったことに備えて、必要なファイルをcronでNASにバックアップするようにした。そのときの手順をまとめておく。行ったことは以下の3つ。
まずは準備として、NASでRaspbery Piからアクセスする共有フォルダ、ユーザーを作成し、アクセス権を追加しておく。ここでは以下のNAS情報をもとに設定を行う。
NASのユーザー: nasuser
NASのパスワード: naspassword
NASのIPアドレス:192.168.1.100
NASの共有フォルダ: backup
今回使用するNASの共有フォルダはSMBを使用しているので、Raspberry PiからNASの共有フォルダにアクセスするにはcifs-utilsが必要。Raspberry Piで確認すると、cifs-utilsはインストール済み。
NASの共有フォルダをマウントするコマンドは以下の通り。
上記コマンドでマウントできるが、Raspberry Piが起動したときに自動マウントするにはfstabにマウントの設定を追加する。
以下のような設定をfstabに追記する。
Raspberry Piを再起動後、自動マウントされているか確認。
今回は、単純にcpコマンドでマウントしたNASの共有フォルダに必要なファイルをコピーする。
試しにディレクトリをまるごとコピーしてみる。rootでマウントしているので、root権限がないとコピーできない。
コピーできることが確認できたら、バックアップ用のスクリプトを作成する。
スクリプトの内容は、cpコマンドに、ログ出力を加えただけ。ログにはコピーしたファイルの一覧が出力される。
スクリプトに実行権限を追加する。
スクリプトを実行して、ファイルが共有フォルダにコピーされることを確認。
更に、ログファイルにコピーしたファイルが出力されていることを確認。
作成したスクリプトをcronで1日1回実行するように設定する。
cron設定ファイルを開く。
以下の設定を追記する。以下では毎日23時30分にbackup.shが実行される。
設定変更を反映させるためにcronを再起動する。
- NAS共有フォルダのマウント
- ファイルバックアップスクリプト作成
- cronジョブ追加
NAS共有フォルダのマウント
まずは準備として、NASでRaspbery Piからアクセスする共有フォルダ、ユーザーを作成し、アクセス権を追加しておく。ここでは以下のNAS情報をもとに設定を行う。
NASのユーザー: nasuser
NASのパスワード: naspassword
NASのIPアドレス:192.168.1.100
NASの共有フォルダ: backup
今回使用するNASの共有フォルダはSMBを使用しているので、Raspberry PiからNASの共有フォルダにアクセスするにはcifs-utilsが必要。Raspberry Piで確認すると、cifs-utilsはインストール済み。
次に、Paspberry Piにマウント用のディレクトリを作成する。
NASの共有フォルダをマウントするコマンドは以下の通り。
上記コマンドでマウントできるが、Raspberry Piが起動したときに自動マウントするにはfstabにマウントの設定を追加する。
以下のような設定をfstabに追記する。
Raspberry Piを再起動後、自動マウントされているか確認。
ファイルバックアップスクリプトの作成
今回は、単純にcpコマンドでマウントしたNASの共有フォルダに必要なファイルをコピーする。
試しにディレクトリをまるごとコピーしてみる。rootでマウントしているので、root権限がないとコピーできない。
コピーできることが確認できたら、バックアップ用のスクリプトを作成する。
スクリプトの内容は、cpコマンドに、ログ出力を加えただけ。ログにはコピーしたファイルの一覧が出力される。
スクリプトに実行権限を追加する。
スクリプトを実行して、ファイルが共有フォルダにコピーされることを確認。
更に、ログファイルにコピーしたファイルが出力されていることを確認。
cronジョブ追加
作成したスクリプトをcronで1日1回実行するように設定する。
cron設定ファイルを開く。
以下の設定を追記する。以下では毎日23時30分にbackup.shが実行される。
設定変更を反映させるためにcronを再起動する。
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